最近では、スマートフォンに強力なフロントカメラが搭載されているため、通行人に写真を撮ってもらうよう助けを求める人も見かけなくなりました。残念ながら、「完璧な」セルフィー(自撮り)を撮ろうとする試みは、複数の事故につながり、場合によっては死に至ることもあります。
セルフィーによる死亡はまれだと考えている人もいるかもしれませんが、最近のグローバルな調査(BBC経由)によれば、2011年から2017年にかけて259人が死亡していたことが判明しました。この調査では、溺死、輸送事故、落下が最も一般的な死因であることがわかりましたが、動物、感電、火災、銃器などの事例もあったとのことです。
事実、アメリカ国立医学図書館は、事故や死亡を減らすため、危険な場所に「NOセルフィー」ゾーンを設けることを推奨しています。このような考えが提案されたのは今回が初めてではなく、インドのムンバイは2016年に、実際に事故を防ぐため、NOセルフィーゾーンを16か所設けました。
ロシア警察でさえ、ある時点で、セルフィーの撮影で不必要にリスクを冒さないよう国民に警告していました。こうした警告は役に立つのでしょうか。なかなか言いにくいことと思いますが、次にセルフィーを撮影しようとするときは、まずあなたの周囲に注意を払い、安全かどうかを判断した方が良いでしょう。
編集部が日本向けに翻訳編集したものです
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