スマートフォンとPCでのWebのブラウズ方法は明らかに異なります。PCよりも小さく、ハードウェアも異なるなど、デザインが違うからです。また、入力方法もPCではキーボードとマウスが主流であるのに対し、スマートフォンは基本的にタッチによる入力となっています。

スマートフォンでのWebブラウジングにも改善の余地があるのではと感じている人にとって、Googleが「ポータル」と呼んでいる、スマートフォンでのWebブラウジングを変えようとするプロジェクトがそれに当たるかもしれません。

このプロジェクトは同社のプロダクトマネージャーであるKenji Baheux氏によるもので、ユーザーがジェスチャーを用い、シームレスにページを遷移できるウェブサイトを制作可能にすることを目標にしています。これにより、ウェブサイトのロード時間も短くなることが期待されます。

ロード時間短縮というのは特に重要なことです。というのも、過去にAmazonは、1秒のロード時間の遅れは会社にとって1年で16億ドルの売上コストに等しいと述べていたからです。したがって、ロード時間短縮は、ユーザーがすぐに他のページへ移ってしまうような小売業者やユーザーのニーズを迅速に汲み取る小売業者にとっては特に重要なことなのは明らかです。

ただ、このプロジェクトはまだ提案段階で、すぐに出てくることを期待できるものではありません。また、これが通常のブラウジングとどう異なるのかややわからない点もあるかと思いますが、もし詳しく知りたい場合は同プロジェクトのGitHubを見に行くといいでしょう。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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