2014年、GoogleのGmailチームは「Inbox」という実験的なメールアプリをローンチしました。ユーザーが持つGmailアドレスで利用でき、Gmailアプリとは異なるユーザー体験を提供しました。このアプリは、モバイルデバイスでの利用を念頭に置いて開発されていましたが、来年にGoogleがInboxの閉鎖を決めたことで、この実験は終了することになったようです。

Inboxは、スマートリプライなどの新しい機能をテストする場となっており、この機能はのちにGmailアプリに追加されました。Inboxの機能や改善の多くは、徐々にGmailに移行しており、今となってはGmailを使用しない理由はほとんどありません。

Googleは、2019年3月にこのアプリケーションを中止する予定だと発表しました。それは、Gmailではないアプリを好むユーザーにとっては嬉しくないニュースになるでしょう。

同社は、ここ数カ月間、Gmailに新しい機能を早く提供するとしています。おそらく、同社は今Gmailアプリの改善に力を注ぎ、これまで以上に早くなるでしょう。なお、ユーザーはGmailの設定をいつでも有効にできるため、実験段階のためデフォルトで有効になっていない機能も体験することができます。