8月27日(米国時間)、トヨタが自律走行車開発を目的としてUberに5億ドルの出資を決めたと報道がありました。報道はどちらの会社でもすぐには確認されませんでしたが、28日、トヨタはUberへの5億ドル出資を公式に認めました。

トヨタとUberはこの分野ですでに関係を築いており、今回の契約でその関係をより深めました。また、Uber CEOのDara Khosrowshahi氏が、全て自社で行うのではなく、パートナーシップを通じて自律走行車を開発する戦略を紹介しています。

この出資は、数ヶ月前にUberの自律走行車がアリゾナ州で歩行者を死亡させた事故を引き起こした後、難局をくぐり、Uberの自律走行車事業に救いの手を差し伸べるものかもしれません。Uberはまず、全ての保有車両を制限し、自律走行車を道路に戻しましたが、利用できるのはマニュアルモードのみとしています。

この出資契約では、Uberは自社の自律走行システムと、車線維持のような自動安全機能を提供するトヨタのガーディアンテクノロジーを組み合わせるようです。

トヨタの友山茂樹執行役員副社長は声明のなかで「この合意と出資は、トヨタ車とテクノロジーを含むライドシェアリングのようなモビリティサービスの安全で確実な拡大の道を提供するのを手助けする際、モビリティ企業への変革の重要なマイルストーンとなる」と語りました。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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