路地や地下鉄、商店街などで演奏するミュージシャンは、小銭でチップをもらいます。しかし、パフォーマンスが本当に気に入ったのに、チップとして渡す余分な小銭がない場合はどうしますか?ロンドンでは、あなたはチップを渡さない言い訳が存在しないかもしれません。
ロンドン市は、BuskというプロジェクトでiZettle社と提携しているため、ストリートパフォーマーが非接触カードによる支払いを受け取れるか実証実験しようとしています。これからのストリートミュージシャンには、彼らが手元に専用端末を持っていれば、彼らに渡したい金額を入力し、カードをその端末にタップして支払えるようになるのです。
このシステムは現在試験中で、フルタイムで大道芸を行っているCharlotte Campbell氏によれば「自分のようなストリートパフォーマーは、将来的に広がるキャッシュレスの社会に適応しなければ、瀕死の危険にさらされます」と危機感を抱いています。
Campbell氏はまた、2週間のテスト期間で、受け取った寄付が非常に大きな意味を持っていることを感じたようす。「私が歌っている間にこれまで以上に多くの人々が寄付の為のタップをしています。そして、しばしば、ある人がやってくると、別の人が続きます」。
このシステムは、ロンドンの32の州に配備されており、来月にはさらに増備が進められる予定だそうです。
編集部が日本向けに翻訳編集したものです
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