UGREENはCES 2026において、同社初となるスマートホームセキュリティシステム「SynCare(シンケア)」シリーズを発表し、ホームセキュリティ市場への本格参入を明らかにした。SynCareは、ビデオドアベル、屋内・屋外カメラ、そして集中管理用のスマートディスプレイを統合した、AI主導の包括的なセキュリティエコシステムだ。

従来の防犯カメラが「映像を記録する」ことに主眼を置いていたのに対し、SynCareはAIによるイベント理解と文脈認識を重視している。複数のデバイスから得られる情報を横断的に解析し、人・ペット・特定の行動などを識別することで、不要な通知や誤検知を抑え、重要な出来事のみを的確にユーザーへ伝える設計となっている。

屋内向けには「SynCare Indoor Cam ID500 Pro/Plus」を用意。4K解像度の映像、パン・チルトによる自動追尾、マルチモーダルAI認識を備え、室内の様子を高精度に把握できる。屋外用の「SynCare Outdoor Cam OD600 Pro」は、耐候性のある筐体に加え、バレット型とPTZを融合したハイブリッドデザインを採用。光学ズームや24時間の常時録画に対応し、住宅周辺の広範囲な監視を可能にする。
玄関用には「SynCare Video Doorbell DB600 Pro」が用意され、頭から足元まで映し出す4K映像とインテリジェントな動体検知機能を搭載。来訪者の把握や不審な動きを的確に捉える。これらのデバイスは「SynCare Smart Display D500」によって一元管理され、リアルタイム通知やアプリ連携を通じて直感的な操作が可能だ。
さらに、UltraColor Night Visionによる暗所性能の向上や、複数カメラが連携して状況を判断するクロスカメラ認識、重要度に応じたリスクベース通知なども特徴となっている。データはクラウドに依存せず、UGREENのNAS「NASync」を用いた暗号化ローカル保存に対応。月額課金を不要とし、プライバシー保護を重視した設計も大きな訴求点だ。
SynCareは、単なる監視機器ではなく「考え、判断し、知らせる」次世代のホームセキュリティとして、UGREENの新たな挑戦を象徴する存在となっている。


















