Huawei は 2025年9月、パリで新型スマートウォッチ Watch GT 6 シリーズ と Watch Ultimate 2 を公開しました。これらは主に サイクリング性能・健康モニタリング機能・長時間バッテリー の強化を軸としたモデル群であり、従来機種から大きな進化を遂げています。
Watch GT 6
Watch GT 6 – 41 mm and 46 mm
Watch Ultimate 2
📐 GT 6 シリーズ:標準モデルと Pro モデルの構成
•GT 6 シリーズは、41mm と 46mm の標準モデル およびGT 6 Pro を展開。標準モデルは、46mm で最大「ゆる使用」時21日、通常使用で約12日、GPSモードでは最大 40時間の駆動を公称。41mm モデルはゆる使用で14日、通常使用 7日程度を見込む仕様です。 
•表示には 1.47 インチ AMOLED ディスプレイを採用し、最大輝度は 3,000 nits。画面縁(ベゼル)は前世代比で約10%縮小され、視界を広げる設計がなされています。 
•Pro モデルでは バーチャル・サイクリング・パワー(仮想出力) に対応し、外部パワーメーターなしで走行時のペダリングパワー推定が可能。もちろん、外部パワーメーターとの併用もサポート。 
•GPS機能には Huawei 独自の Sunflower Positioning System(双アンテナ方式) が組み込まれ、精密なルート追跡やサイクリング・トレイル走行などの用途に対応します。 
🧠 健康モニタリングとセンシング強化
•新たに搭載された Huawei TruSense システムでは、心拍変動(HRV)、ストレス検知、睡眠状態、感情状態(12 種類への分類)などを統合的に分析。「Health Insights」機能とも連携して、利用者の健康傾向を把握できる設計。 
•従来モデルより ECG 機能も強化。GT 6 Pro ではリアルタイム ECG に対応し、心拍の異常を検知する能力を備えています。 
•落下検知および SOS アラート機能にも対応。異常な動きを検知した際など、緊急時の通報を自動化できる機能も備えています。 
🔱 Watch Ultimate 2:よりハード利用に耐えるプレミアムモデル
•Ultimate 2 は 46mm ケースに、より堅牢な設計と機能性を持たせたモデル。深度 150 メートルのダイビング対応、IP69 防塵防水、サファイアガラスといった高耐久仕様を備えています。 
•ディスプレイは 1.5 インチ AMOLED LTPO、輝度 3,500 nits。センサー面も拡張されており、X-Tap 技術による複数健康指標(複数の体調要素を一括測定)対応が特徴。 
•ダイバー向けには、水中ソナー通信を最大 30 メートル、SOS 信号発信最大 60 メートルという仕様も盛り込まれています。 
🚀 バッテリー性能・価格・発売時期
•GT 6 および GT 6 Pro シリーズは ゆる使用で最大 21日、GPSモードで 40 時間駆動可能と公称。前世代比でバッテリー容量は約 65% 増加というアピールもされています。 
•価格設定は、標準モデルが EUR 249(約 249 ユーロ)から、GT 6 Pro は EUR 379、最上位構成は EUR 499 に設定。Ultimate 2 は EUR 899 の高価格帯モデルとして登場します。 
•発売はすでにグローバル展開を開始済みで、Huawei の各国ストアでの正式販売が見られます。 
✅ 総評:スポーツと日常を融合させる次世代ウォッチ
Huawei Watch GT 6 シリーズと Ultimate 2 は、単なるスマートウォッチとしての進化だけでなく、サイクリング性能・耐久性・健康モニタリングを強化した“スポーツ対応スマートウォッチ”として位置づけられます。特に、バーチャル出力機能や双アンテナ GPS、健康指標の統合分析などは、利用者に対して“これ1本でスマート運動管理”を可能にする体験を提供します。