BMW Motorrad AustriaとデザインスタジオVagabundは、レトロな要素と未来的なデザインを融合させた電動スクーター「BMW CE 02」を共同開発しました。このスクーターは、レトロフューチャリスティックな美学を体現しています。このパートナーシップは、以前にカスタマイズされたBMW CE 04に続くもので、サーフボードラックやスマイリーフェイスなどのユニークな特徴を取り入れています。今回の最新のカスタマイズでは、Teenage Engineeringのスピーカーのようなラジオや、ポータブル傘用の円筒形コンテナが追加されました。



Vagabund Moto GmbHの共同創設者であるポール・ブラウチャートとフィリップ・ラブルは、BMW CE 02が彼らの創造的ビジョンのための完璧なキャンバスを提供すると強調しています。彼らは、未来的なデザインとノスタルジックな要素を融合させ、親しみやすさを感じさせ、幅広い層に訴求することを目指しました。その結果、都会の環境に最適なスタイリッシュな電動スクーターが誕生しました。

デザインのインスピレーションには、レトロなオーディオやディーター・ラムスのミニマリストデザインからの影響が含まれています。Teenage Engineeringのミニマルな美学で知られるOB-4 Magic Radioは、レトロフューチャリスティックなテーマに完璧にマッチしています。また、スクーターには「電動排気」として機能する革新的な傘収納が特徴的で、機能性とレトロデザインへのオマージュを両立させています。


カスタムBMW CE 02は、ベルリンで開催されたBMW Motorrad Daysの際に初めて構想され、Vagabundはそのモジュラー設計に感銘を受けました。
BMWからゴーサインが出た後、Vagabundはプロジェクト全体を完全にコントロールし、すべてを社内またはパートナー企業を通じて管理しました。彼らの音楽とレトロデザインへの愛情が、カスタマイズプロセスに大きな影響を与えました。

VagabundによるCE 02は、一点もののプロジェクトであり、コレクターズアイテムのような3.6メートル高のスチール風の特注パッケージに展示されています。この特別にデザインされたパッケージは、分解して輸送することができ、カスタム電動スクーターがどこへ行っても注目を集めるように設計されています。

CE 02は商業化されないユニークなプロジェクトですが、自動車メーカーとデザインスタジオのコラボレーションが持つ革新性と創造性の可能性を強調しています。