HTML5ゲーム配信プラットフォーム「WORTAL」を提供するデジタル・ウィル株式会社【#digitalwill】

2024.6.6

皆さんこんにちは。河上純二 a.k.a JJです。

世界を変えるスタートアップ企業にフォーカスした最新レポートをお届けします。第50回目は、HTML5ゲーム配信プラットフォーム「WORTAL」を提供し、先日開催されたTAKEOFF TOKYO2024のピッチコンテンストで見事優勝した、デジタル・ウィル株式会社CEO　Will Bohn(ウィル・ボン)さんにお話を伺いました。

日本から世界へ発信するデジタル・ウィル株式会社

デジタル・ウィル株式会社は広告代理店としてスタートし、徐々にゲームパブリッシングを手掛けてきました。Googleや楽天との対話の中で、HTML5ゲームの配信スタンダードのニーズを感じ、2年前からHTML5ゲーム配信プラットフォームの開発を進めてきました。
現在メンバーは15名ほどで、日本人と海外の方々が混在しています。エンジニア以外は英語と日本語を話すバイリンガルで構成されています。

私自身、日本のビデオゲームがプログラミングを学ぶきっかけになったことから、日本に対する感謝の気持ちを持っています。そのため、日本のスタートアップ・エコシステムやビジネスに貢献したいと強く感じ、情熱を持って新しいものを生み出すことをミッションとして活動しています

HTML5ゲーム配信プラットフォーム「WORTAL」

当社のプラットフォームへゲーム１つのバーションをアップして複数のチャンネルへ配信するサービスです。これにより、様々な配信先のチャンネルへの最適化が可能となり、配信の手間や時間を削減できます。現在、15個以上の配信先と連携しており、さらに新しいバージョンのリリースを予定しています。

WORTALにはAIが実装されており、配信に必要なメタデータの作成や翻訳作業を自動化することで、開発者がゲーム開発に集中できる環境を提供しています。

WORTAL
https://wortal.ai/

今後の展望

アップルがHTML5ゲームのアプリ内課金を許可したことにより、市場の拡大が期待されています。私達は今後3年間で3,000万USDの収益を見込んでおり、その後はHTML5ゲーム市場の20%のシェアを獲得し、さらにゲーム市場全体への進出を計画しています。

デジタル・ウィル株式会社は、これからも革新的な取り組みを続け、日本のゲーム市場において重要な役割を果たしていくことでしょう。