Netflixは「Game Controller」という名前のiOS向けアプリをひっそりとリリースしており、そのことが、同社の今後のゲームサービスの拡大を示唆しています。このアプリを使うことで、ユーザーはテレビ画面でゲームをプレイ出来るようになります。Netflixは、これまで厳選したモバイルゲームを提供してきましたが、リビングルームのテレビでプレイ出来るゲームについてはそれほど深く掘り下げてきませんでした。
このアプリは、ユーザーにテレビでゲームを選択し、接続の指示に従うよう表示しますが、この機能はスマートTVやゲーム機、ストリーミング機器ではまだサポートされていません。それでも、このギャップを埋めようとするNetflixの思惑は明らかです。まずはiOS版が配信されていますが、今後Android版がリリースされることも考えられます。
Netflixはこのアプリを正式に発表していませんが、同社幹部の主要メンバーはこの展開についてほのめかしています。Netflixのゲーム担当副社長のMike Verdu氏は、OnLiveやStadia等の過去の試みと比較して同社のユニークなビジネスモデルを強調しながら、クラウドゲームにおける探求について言及しています。
Netflixでのゲームプレイは通常のサブスクリプションに含まれており、ユーザーはアプリストアからゲームをダウンロードし、Netflixの認証情報でログインしてプレイすることが出来ます。Netflixのゲームはかなり注目を集めており、AppleのサブスクリプションであるArcadeを超える可能性があります。
Netflixのもう1人の幹部であるLeanne Loombe氏は、同社がクラウドストリーミングを模索し、様々なデバイスでゲームを利用出来るようにするという目標を認めています。Netflixの動きは、エンターテインメント環境の強化に向けた戦略的転換を意味しています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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