Apple製品が好きな人々は、1年以上前に発売されて人気を博した「iPhone SE 3」別名iPhone SE(2022)の後継モデルとなる「iPhone SE 4」の登場を心待ちにしてきました。
噂によると、次期リリースではiPhone XRを彷彿とさせるフルスクリーンディスプレイを備えた斬新的なデザインが導入されるとされていますが、デバイス内のノッチにFaceIDが組み込まれるのか、それとも電源ボタンにTouchIDが内蔵されるのかは依然として不明のままです。
低価格帯の消費者をSamsungから奪い取る”秘密兵器”になると考えられている次期iPhone SEに関して、最近の報告では市場への投入が遅れる可能性が示唆されており、その原因はApple独自のカスタム5Gモデムの開発によるものかもしれません。
2025年までお預け?
Barclaysのアナリストを務めるBlayne Curtis氏とTom O’Malley氏は、Appleが来年中にこのデバイスを発売する計画は無く、発売は早くても2025年になる可能性があると示唆しています。次期iPhone SEは、iPhone XRに似たデザインを除けば、内部ハードウェアの改良とカメラシステムのアップグレードが行われたコストパフォーマンスの高い製品となるはずです。仕様に関する具体的な詳細はあまりわかっていませんが、業界アナリストがその内容を推測しています。
Apple独自の5Gモデムを搭載した最初のiPhoneは?
以前の報道では、iPhone SE 4がAppleの自社製5Gモデム技術を組み込んだ最初のiPhoneになることが示唆されており、その情報が正確だとすれば、次期iPhone 16 にもその独自モデムが搭載されない可能性があるということになります。その結果として、独自モデムへの移行が完了するまで、Appleは既存のサプライヤーに依存し続けることになります。ただし、Appleが計画を変更した場合、次期iPhone SEより先に他のモデルに新しいモデムが提供される可能性はあります。
著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は、AppleのiPhone用カスタムモデムが2025年に量産される予定であることを明らかにしています。これは、iPhone SE 4またはiPhone 17シリーズのいずれかが、Appleの自社製5Gモデムを搭載する最初のiPhoneになることを意味しています。それまでの間、AppleはiPhone 15及びiPhone 16シリーズに5Gモデムを供給するためにQualcommとの協力関係を維持するでしょう。
新型SEは値上げ?
iPhone SE 4のデザインをめぐる議論は依然として続いているが、Ming-Chi Kuo氏は、iPhone 14からインスピレーションを得るという見解を示しています。さらに、SE 4には上部のノッチにFaceIDが組み込まれた6.1インチのディスプレイが搭載されるだろうと付け加えています。
現在iPhone 14シリーズにFaceIDと有機ELディスプレイが採用されていることを考えると、iPhone SE 4の価格も上昇する可能性があります。iPhone SEの既存モデルはデザインがiPhone 6と同様で、ホームボタンにTouchIDが搭載され、価格は429ドルからとなっています。iPhone SE 4がiPhone 14をベースにするとすれば、基本モデルでも500ドル程度まで値上げされる可能性があるかもしれません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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