少し前に、Motorolaは2つの新しい折りたたみスマートフォンとして「Razr(2023)」と「Razr Plus」を発売しました。どちらのスマートフォンも、2004年に初めて登場し、2019年に現代の折りたたみ式スマートフォンとして生まれ変わったMotorolaを代表する「Razr V3」を彷彿とさせます。
Razr Plusの主な特徴は、その大きな3.6インチのカバースクリーン(144Hz、pOLED)であり、ライバルのSamsung Galaxy Z Flip 4(1.9インチのカバースクリーン)に対する競争上の大きな優位性となります。
前モデルのMotorola Razr(2022)は2022年に中国で発売され、今回は両方のスマートフォンが米国で発売されます(Razr Plusは6月23日に999ドルで発売予定)。
これほど大型のカバーディスプレイを備えたフリップスタイルのスマートフォンの価格が1,000ドル未満というのは、非常にお買い得です。比較のために、同じSoCと非常に小さなカバースクリーンを備えたSamsung Galaxy Z Flip 4は、昨年8月に999.99ドルで発売されました。2022年モデル以降、Motorolaはデザインをさらに合理化しており、Razrの象徴的な”顎”を彷彿とさせる下部の角張ったエッジは全て無くなりました。
写真はGeekspinのご厚意で提供して頂きました。同デバイスに関する非常に興味深い記事も掲載しているので、是非ご覧下さい。
筆者は、折りたたみ式スマートフォン、特に小型のフリップスタイルのスマートフォンが非常に気に入っています。それは、バッグに入れて持ち運んでいても、首に掛けていても、内側のディスプレイが常に保護されているからです。今回、このフォームファクターのパイオニアの1社であるMotorolaが、最も重要なハイエンド機能を満載したデバイスとともに遂に舞い戻ります。
Motorola Razr Plus(米国外ではMotorola Razr 40 Ultra)は、8GBのRAMと256GBのストレージ、Qualcommの昨年のフラッグシップSoC「Snapdragon 8 Plus Gen 1」を誇ります。3,800mAhのバッテリーは、30W(有線)または5W(ワイヤレス)の出力で充電可能です。
Qualcomm製のSoCのおかげで、Razr Plusは、1400ニトのピーク輝度を備えたメインの6.9インチFHD+のpOLEDディスプレイは、最大165Hzのリフレッシュレートをサポートします。IP52規格は、水しぶきと小雨程度の耐水性能となっています。
リアカメラシステムには、OISを備えたプライマリカメラ(12MP、f/1.5)とウルトラワイドカメラ(13MP、f/2.2)を備えており、RazrとRazr Plusはどちらも同じフロントカメラ(32MP)を搭載しています。
カメラ
- メイン 12MP (f/1.5、1.4μm) | OIS
- ワイド 13MP (f/2.2、1.12μm) | 視野角 108°
- セルフィー 32MP (f/2.4、0.7 μm)
特に他の折りたたみ式スマートフォンと比較して、どの程度のパフォーマンスがあるかを詳細に掘り下げて確認するのが待ちきれません。仕様は、以下の通りです。
カバーディスプレイ | メインディスプレイ (アクティブエリア-ボディ 85.4%) |
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サイズ | 3.6インチ pOLEDディスプレイ | 6.9インチ FHD+ pOLEDディスプレイ |
解像度 | 1066×1056 | 2640×1080 |
ピクセル密度 (PPI) | 413 | 413 |
アスペクト比 | 1:1 | 22:9 |
ディスプレイテクノロジー | フレキシブルAMOLED、HDR10+、10ビット | LTPO、Fordable AMOLED、 HDR10+、10 ビット |
色域 | 100% DCI-P3 | 120% DCI-P3 |
リフレッシュレート | 最大144Hz | 最大165Hz |
タッチレート (ゲームモード) | 120Hz/360Hz | 240Hz/360Hz |
ピーク輝度 | 1100ニト | 1400ニト |
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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