Renaultは、人気のハッチバックモデル「Renault 5」の電動モデルをリリース予定で、2024年後半に発売される見込みです。WIREDのニュース記事によると、この新型自動車は、小型電気自動車専用に同社内で開発されたモジュラー「CMF-B EV」プラットフォームに基づいており、同プラットフォームはRenaultが提携しているブランド(Alpine、Dacia、Nissan)の他の車輌にも使用される予定です。

CMF-B EVプラットフォームは強力で、大型バッテリーユニットを搭載出来ると言われていますが、バッテリーセルの数、車両の航続距離、効率といった詳細はまだ秘密のままです。CMF-B EVのプラットフォームリーダーを務めるGiles Godinot氏は、この自動車には2つのバッテリーサイズ/容量があり、一方のバージョンは家庭用のセカンドカーとして、もう一方のバージョンはメインカーとして利用出来るような仕様になる可能性があると示唆しています。

Renault 5 EVは、より低いプラットフォームで生産され、現行のClioハッチバックよりも広いトレッド(フロントとリアの両方)を備えています。より広いトレッドに対応するために、プラスチック製のホイールアーチエクステンションが側面に追加されています。自動車の前側には、充電ポートを隠すフラップも付いています。

WIREDが試乗したプロトタイプは、観客を驚かせた2021年のコンセプトには似ていませんでしたが、最終的なデザインはそれと似たものになるとRenaultは約束しました。CMF-B EVプラットフォームは、同社の人気モデル「Zoe ハッチバック」を支える現行の小型EVプラットフォームよりも生産コストが約30%安くなると予想されています。10年以上前から存在するZoeは、手頃な価格の電気自動車の最前線にありましたが、その航続距離は新しいモデルに追い抜かれ、Renault 5 EVに置き換えられる予定です(ただ、Renaultは、Zoeは定期的にアップデートされており、この分野での競争力を維持していると説明しています)。

Renault 5には既に熱狂的なファンがおり、電気モデルの可能性は大きな関心を集め、市場で最もエキサイティングな電気自動車の1つになることが期待されています。その詳細の多くはまだ明らかになっていませんが、手頃な価格とその魅力は、幅広い消費者にアピールする可能性を秘めています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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