Xiaomiは、待望の「Xiaomi 13 Ultra」によって、最新フラッグシップシリーズのラインナップを遂に完成させました(Xiaomi 13シリーズのその他のモデルについてはMWCの記事をご覧下さい)。この最上位モデルは、改良されたクワッドカメラシステム、より明るいディスプレイ、リフレッシュされたデザイン、そしてより高いパフォーマンス等、昨年のXiaomi 12S Ultraよりも様々な点で改良が加えられています(昨年10月に発表されたXiaomi 12Tシリーズはこちら)。仕様を見ると、新しいXiaomiのフラッグシップは、サンフランシスコで2月に発表されたSamsung Galaxy S23 Ultra(2億画素の撮影モードや充電速度等、一部の違いは除く)の宿敵になることがわかります。
Xiaomi 13 Ultraは、可変絞り付きの1インチ 50MP Sony IMX989(メインカメラ)、OISと5倍及び3.2倍光学ズームを備えた2つの50MP IMX858 望遠カメラ、AF対応 50MP IMX858 超広角カメラを合わせた4眼カメラシステムを備えています。このカメラシステムは、Leicaと提携して開発された2つの写真スタイル、複数のLeicaフィルター、Dolby Visionによる4K 60fpsの動画撮影を提供します。また、このデバイスは、ダイナミックフレーミングとHDRをサポートする32MP セルフィーカメラも搭載しています。
6.73インチの見事なWQHD+ AMOLEDディスプレイは、2600ニトのピーク輝度を誇り、これまでのスマートフォンで最も明るいディスプレイとなっています。1〜120Hzの可変リフレッシュレート、最大240Hzのタッチサンプリングレート、Dolby Vision、HDR10+/HDR10、及びHLGをサポートします。このディスプレイは、新しいCIE 2015カロリメトリーに従って調整されているため、最近発売された全てのXiaomiデバイスで一貫した色再現が保証されます。
このフラッグシップスマートフォンは、Qualcommの最新フラッグシップSoC「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載しており、最大16GBのLPDDR5X RAMと最大1TBの高速UFS4.0ストレージが組み合わされています。同デバイスには、Xiaomiの新しい独自技術「Loop LiquidCool」も導入されており、ゲームプレイや60fpsでの4K動画撮影といった高いスペックが要求されるタスク中に温度を維持するのに役立ちます。
その他の注目すべき機能として、90W(有線)及び50W(ワイヤレス)の高速充電に対応する5,000mAhバッテリー、デュアルスピーカー、Gorilla Glass Victus、そしてIP68の防水防塵性能等が挙げられます。OSは、Android 13ベースのMIUI 14となっています。
価格と販売地域
Xiaomi 13 Ultraは現在、中国で予約注文を受け付けています(同社は、国際的なリリースに関する情報をまだ公開していません)。Black、White、Olive Greenという、3種類の本体カラーで展開されます。RAMとストレージによって、次のような価格となっています。
12GB + 256GB: RMB 5,999 (~$870)
16GB + 512GB: RMB 6,499 (~$945)
16GB + 1TB: RMB 7,299 (~$1,060)
全体的に見て、Xiaomiの新型スマートフォンは間違い無く今年市場に出回る最高のスマートフォンの1つであり、多才なカメラシステム、高輝度ディスプレイ、最高レベルのパフォーマンスを備えています。UbergizmoではXiaomi 13 ProとXiaomi 13 Ultraをそれぞれレビューし、CAMERA HWのスコアを検証する予定です。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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