ワクワクするものがあふれるCESでは、何千もの製品が紹介されており、見落としてしまうこともあります。ただし、モニタースペックに500Hzと書いてあるのは珍しいことですが、聞いたことがないわけではないので、詳しく調べる必要がありました。

Dell / Alienwareは、リフレッシュレート500Hzで24.5インチFHDの新しいゲーミングモニターを発売しました。そのようなリフレッシュレートでは、ティアリングの無い体験が本当に必要です。幸いなことに、互換性のあるNVIDIA GPUをお持ちの場合、このモニターはNVIDIAのG-SYNCに対応しています。

このモニターは、プロのゲームプレーヤーがゲーム大会で使用するようなハードウェアを必要とするゲーマーに適しています。24.5インチのサイズは、ユーザーが最も集中している視野にフィットし、高いフレームレートのおかげで、ユーザーとゲームの相互関係をモニターが制限することはありません。収納可能なヘッドフォンハンガーもいい具合です。

おそらく、それを制限する要因となるのは、GPUとCPUです。もちろん、これら2つの非常に高価なパーツは、Minecraftを高フレームレートでプレイしない限り、問題にはならないでしょう。遅延がある場合には他の要因を探したほうがよいですが、NVIDIAのReflex Analyzerを使って見つけることが出来ます。

このモニターのその他の技術的仕様を見ると、VESA DisplayHDR 400認定、sRGB色域99%カバー、そして最新の高価なディスプレイで一般的に見られるブルーライト削減機能等が含まれます。

0.5msの応答速度は、500Hzのリフレッシュレート(フレーム間は約2ms)にも十分に反応します。

デザイン的によく出来たモニターには、設置面積の少ない六角形のスタンドが付いており、机の上に十分なスペースが確保出来ます。背面を見るとVESA100に対応していそうですが、現在確認は出来ていません。

この分野では、ASUS(RoG Swift 540Hz モニター)や大型ディスプレイメーカーのBOE等の競合が存在します。BOEは昨年500Hzのディスプレイを展示し、1ヶ月前には16インチ600Hzのモバイルモニターを実演しました。

ゲーマーも喜ぶかもしれませんが、より高いフレームレートを実現するために強力なグラフィックスプロセッサの必要性に直結するので、AMD、NVIDIA、Intel等のメーカーはさらに喜んでいるでしょう。高度なAIベースのアップスケーリングテクノロジーを使用することで、1.6倍の処理能力だけで4倍の解像度でレンダリングすることが可能になる場合もあります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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