1年の前半に開催されるCESでは、通常、多くの素晴らしいゲーミングモニターが披露され、1年の後半にはIFAが開催され、同じように多くの製品が発表されます。今回、Acerは新しい画面比率21:9の有機EL湾曲ゲーミングモニター「Acer X45」を紹介しました。

LG UltraGar 45インチ有機ELモニターと同じ800Rの湾曲率となっているので、Acerは同じパネルを使用しているのではないかと考えられます。もう少し時間が経てば、おそらくそれも明らかになるでしょうが、スペックや特徴を見る限り、よく似ています。

解像度3440×1440、リフレッシュレート240Hz、DCI-P3色域98.5%カバー、そして前述の湾曲率800Rと、同じ仕様が見られます。基本的に、パネルの性能自体は全く同じ(つまり素晴らしいということ)ように見えますが、接続性とデザインにわずかな違いがありそうです。

応答速度0.01msは、モニターの仕様に最もうるさい批評家も満足させるでしょう。さらに、AMD FreeSync Premiumとの互換性により、AMDのGPUを使用している場合には視覚的なティアリングが防止されます。

面白いことに、このモニターにはKVMスイッチが組み込まれているため、ディスプレイ、キーボード、マウスを取り外すことなく、2台のコンピューター間で接続を素早く切り替えることが出来ます。これは非常に便利で、通常の”USBスイッチ”よりも優れています。

また、KVMスイッチは比較的高価なため、それをディスプレイに内蔵することによって、KVMの購入を検討している人にとっては節約になるかもしれません。

Acerは、ディスプレイをスタンドではなくモニターアームで使用するために必要なVESAマウントの互換性があるかどうかについては言及していないので、その予定がある方はその仕様に注意して下さい。また、スタンド無しの状態のモニターの重量に関する最終的な仕様も確認出来ていません。

現在、筆者は日常的に大型湾曲モニターを使用することについてそれほど肯定的ではありませんが、とても素晴らしい製品だと思います。適切な位置に座って、1人で使用するのには非常に優れた製品ですが、画面に表示したものを頻繁に同僚等に見せる必要がある場合には、あまり向いていないかもしれません。

いずれにせよ、このようなモニターが新しく登場する度に気にはなっているので、この新型モニターを検討する気持ちは良くわかります。CESをチェックしていると、いくらお金があっても足りなくなるかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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