Dell及びAlienwareは、2022年に”NYX”というシリーズで次世代のコンセプトを数多く紹介しました。そして今回、CES 2023でより詳しい情報がわかっていますが、その中でも「Concept NYX Controller」は、おそらくNYXシリーズで最も興味深く実用性の高いものかもしれません。
2022年のコンセプトモデルとは異なり、2023年の新しいConcept NYXコントローラーは、機能することが証明されている設計と人間工学を採用しています。ただし、いくつかの素晴らしい追加機能とアイデアによって、”ゲームの未来”が改善される可能性があります。バイオメトリクス、フォースフィードバック、マルチタスク、入力タイプ等の分野に新しいアイデアが盛り込まれています。
バイオメトリクスの面で言うと、誰が使用しているかをコントローラーが認識出来たらどうでしょうか?家庭内で複数の人がコンソールを使用することは珍しくありません。コントローラーを手に取った時に、コントローラーが適切なアカウントにログインし、個人的な好みを全て記録出来れば便利だと思いませんか?
ゲームをプレイしていると、ゲームキャラクターが窮地に陥り、気絶したり負傷したりすることがあります。その場合、コントローラーはフォースフィードバックを使用して、動き回ろうとする時に”疲労感”を感じさせることで、ゲーム体験にもう1つレイヤーを追加することが可能になります。同じフォースフィードバックでも、昔の自動車を運転する感覚は、現代の自動車とはかなり違ったものになる可能性があります。
このような機能の一部は既存のテクノロジーで実装出来ますが、Dellはそれを次のレベルに引き上げたいと考えているようです。
新しい入力タイプには、PCでマウスを使ってアイテムや武器を切り替えるのと同じように使える、スクロールホイールが含まれます。実装されれば、非常に理に適った機能となりますが、それがまだ普及していないというのも驚きです。
これらは完全に”突飛な”アイデアではなく、Dell(または他の企業、例えばRazr等)がそれほど遠くない将来にそれらを実現出来る可能性が十分にあるということです。これはコンセプトであり、最終的な製品ではないことを忘れないで下さい。それぞれの機能が、既存のゲーム体験にどれほど盛り込まれるかはわかりませんが、Dellのようなメーカーは現状に満足するだけでなく、限界を押し上げる必要があります。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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