複数のベンチマークやレビューに基づくと、性能の面でIntelはAppleに遅れをとっています。Apple SiliconはIntelのCPUを凌駕しているだけでなく、電力効率が高いことも示されています。これによって、Intelから脱却し、独自のハードウェアを採用するというAppleの決定は正しかったことになります。
Appleを顧客として取り戻すこと、もしくは少なくともAppleを超えるCPUを生産し、彼らがまだこの業界の頂点にいると示すことをIntelは強く望んでいる、と想像出来ます。AdoredTVは、リークされたロードマップをツイッターに公開しており、Intelが2023年後半までにそれを達成しようと計画していることが明らかになっています。
It wasn't a rumour, it was their plan. I talked with Intel engineers working on the project and I was also handed this slide a bit before then. If they are no longer doing TSMC 3nm its a decision made since the video. pic.twitter.com/zr0FojtCv6
— Jim (@AdoredTV) February 22, 2022
そのロードマップには、新型プロセッサ「Arrow Lake」を発売することで、現時点でAppleの持つ最も高性能なチップセットである「M1 Max」を超えるCPUを2023年後半までに作ることが出来る、とIntelが考えていることが示唆されています。
ただし、今回リークされたIntelの計画には疑問が残ります。もちろん、2023年にM1 Maxを超えるプロセッサを用意することは可能かもしれませんが、それまでにAppleは現行のM1 Maxよりも確実に高性能な「M2 Max」を作ることが予想されますので、IntelがAppleに追いつく前に、またその距離が広がりそうです。
M2 Maxでどのような改善が見られるかはわかりませんが、同社は今年M2を発表すると予想されているので、それまでにもう少し詳しいことがわかるかもしれません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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