Appleは、既にいくつかの独自コンポーネントを設計しており、様々な製品に搭載されています。例えば、iPhoneに内蔵されている「Aシリーズ」や、昨年発表された「Apple Silicon」がありますが、もし噂が本当なら、数年以内にAppleが独自の5Gモデムを発売することが期待出来ます。

ただ、Appleのチップセットに対する野望は、どうやらそれだけでは無いようです。Bloombergからの報告によると、Appleはより多くの部品を自社で設計したいと考えているようで、それによって将来の製品に関してBroadcomやSkyworksといった他社への依存度を減らすことが出来る可能性があります。

これらのチップセットには、無線周波数集積回路などが含まれると予想されます。Appleは、カリフォルニア州アーバインにサテライトオフィスを建設中だと言われており、その近くにはBroadcomとSkyworksどちらの本社もあるので、Apple本社があるシリコンバレーに転居したり、通勤したくないという従業員を惹き付けるのに役立ちそうです。

Appleが、どれだけ多くの自社製ハードウェアを作ることになるのか、非常に興味深いところです。それは、間違い無く費用のかかる努力になるでしょうが、最終的にAppleが他社の技術発展や進歩に依存することが少なくなるので、デバイスの機能や性能をコントロールすることが容易になるなるはずです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら