通常、ソフトウェアを使いたい場合には、コンピューター上にそれをダウンロードする必要があります。しかし、そこで起きる問題は、異なるコンピューターを使用している場合には同じものをダウンロードする必要があり、それが自身のものではない場合には面倒なことになるということです。ウェブアプリケーションが存在しているのは、そういった利便性が考えられているからです。
画像編集が必要な人にとって、AdobeがPhotoshopのブラウザ版を導入することを発表したというのは嬉しいニュースです。それは、デスクトップ版のように高機能で強力なものではありませんが、画像の切り抜きやサイズ変更といった単純な作業を素早く行いたいというユーザーにとっては、十分な機能なはずです。
Adobeによると、興味のある方はベータ版を試してみることが出来るようです。「その中で、ワークフローにコメントしたり、ブラウザ版で試験運用しているPhotoshopの編集機能をテストすることが出来ます。あなたや共同で作業している人たちは、Photoshopのクラウドファイルをブラウザ上で開いたり、表示したりすることが出来るので、アプリをダウンロードして起動する必要無く、フィードバックの送信や基本的な編集を一箇所で全て行うことが可能になります。」
現在、ブラウザ版のPhotoshopが対応しているブラウザは、ChromeとEdgeのみです。これは非常に面白いアプローチであり、他にも従来のデスクトップ版アプリケーションのブラウザ版がこれから登場し始めるのではないかと考えてしまいます。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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