仮想現実内でゲームをプレイする際の問題は、動き回るのに十分なスペースが必要なことです。これは、VRに没入し過ぎる時があり、家具にぶつかったり、物をぶつけたりしてしまうことがあるからです。しかし、広くて開けたスペースをいつも用意することは不可能なので、Appleはその問題に対処する方法を考え出しました。

Patently Appleによると、VRヘッドセットが周囲の家具を検出可能なシステムに関する記述がある、Appleが出願した特許を発見したそうです。ユーザーがテーブルや椅子等の物体に近付き過ぎると、それ以上前に進まないように、そして怪我をする可能性が無いように警告をしてくれるようです。

ただし、特にそれが右か左か、前か後ろかわからない場合に、物体に近づいていることを急にユーザーに警告しても、驚かすだけではないでしょうか?ユーザーがVRヘッドセットを装着した状態で、現実世界で障害物に近付き始めると、VR外の景色がゲーム内の映像に同化し始める状態に移行する方法について、その特許に記述があるのはおそらくそれが理由でしょう。

これは、ユーザーに周囲の状況をよりわかりやすく伝えるためであり、ユーザーが近付くほど、現実世界の物体の画像がより鮮明になります。これは非常に興味深いシステムで、噂されているAppleのVRヘッドセットにそれが実装されるか気になるところです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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