Appleが睡眠記録をApple Watchに導入したことで、より多くの人がその時計を装着したまま寝るようになったのではないかと想像されます。しかし、一部の報告によると、就寝中にApple Watch経由で911に通報している人がいることで、地元の当局に問題を引き起こしている可能性があるようです。

これは、より簡単に911への通話を行うよう設計された、Apple Watchに搭載されている機能の一つが原因となっています。これにより、サイドボタンを長押しすることで、声を出すことなく助けを求めることが出来ますが、睡眠中に誤ってこのボタンが押されてしまい、不要な緊急通報と医療機関への負担に繋がる可能性があります。

特にカンザス州で、この事態が頻繁に起こっているようです。オーバーランドパークの911コールセンターによると、1時間あたり約250件の通報を受けており、これは既にかなりの量となっています。したがって、不要な誤った緊急通報が紛れ込むようなことは出来れば避けたいとセンター側は話しています。

長押し機能を無効にすることで間違った通報の数を減らすことが出来ますが、ユーザー自身が手動で無効にする必要があります。あるいは、Apple Watchのケースを購入することで、誤動作の可能性を減らすことに繋がるかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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