ユーザーがIntel搭載MacからM1搭載Macへ移行するのを支援するために、Appleは翻訳ソフトウェア「Rosetta 2」を導入しました。これにより、基本的にはM1コンピューター上でx86アプリが実行出来るようになります。ただし、開発者のSteve Moser氏からの報告によれば、今後のmacOS 11.3アップデートでM1 MacからRosetta 2が削除される可能性があるようです。
これはmacOS 11.3のベータ版で発見された文字列に基づいており、アップデートをインストールすると、Rosetta 2がコンピューターから削除される可能性があると記載されています。他の文字列では、Rosetta 2がこの国では利用出来なくなっており、Rosettaを必要とするアプリは今後起動出来ない旨を伝えるエラーメッセージが示されています。
Apple is removing Rosetta from Macs during updates in certain countries in Mac 11.3 beta 3. Maybe this is due to legal issues? “Rosetta will be removed upon installing this update” “Rosetta is no longer available in your region. Applications requiring Rosetta will no longer urn” pic.twitter.com/NmsjXOwPvP
— Steve Moser (@SteveMoser) March 3, 2021
これはバグでは無いどころか、Appleが意図的に行ったもののようです。何故彼らがM1 MacからRosetta 2を削除しようとしているのかは明らかではありません。特に、M1コンピューター用のネイティブアプリは、まだそれほど多くないためこれは重要な問題です。しかし、MacRumorsが推測しているように、それは著作権等の法的な問題が原因である可能性があり、現時点では明らかになっていないその特定の地域でRosetta 2が使用されるのを阻止するものかもしれません。
これは非常に厄介ですが、現時点で唯一の回避策は、少なくともAppleがそれを理解するまで、Rosettaを維持したいユーザーはmacOS 11.3のアップデートを見送ることしかないということです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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