Appleの新しいMacBook AirとMacBook Proに搭載されることになった新チップセット「M1」について、8コア GPUを内蔵することでIntelベースのプロセッサと比較して5倍以上もパフォーマンスが向上すると説明していますが、どれ程の性能を発揮するかは実際の動作を確認する必要があります。
それらは、NVIDIAやAMDが用意しているような専用GPUを越える程の性能を備えているのでしょうか?これが、一部のゲーマーやプロユーザーが抱える懸念事項であることは確かですが、残念ながらどちらとも言えないようです。これは、AppleInsiderによると、新しいM1搭載ラップトップがeGPUをサポートしないことを確認したためです。
馴染みのない人もいるでしょうが、eGPUとは基本的に外部GPUのことです。これにより、グラフィック処理を更に強化する必要がある場合に、ユーザーは外部GPUをラップトップに接続することが出来ます。さらに、独立GPUを内蔵したハイエンドなラップトップを選ぶのに代わる選択肢となります。また、モバイル用のラインナップよりも高性能な、デスクトップ用GPUに対応するという追加の利点もあります。
AppleのMacBookシリーズは、これまでの間eGPUをサポートしてきており、MacBookユーザーに最高スペックのラップトップを購入する以外の方法を提供していました。これが初代M1コンピューターだけの制限なのか、Appleが将来的にもeGPUをサポートする予定が完全に無いのかは確かではありませんので、様子を見守るしか無さそうです。それまで、新しいM1コンピューターの早期購入者はこれを考慮する必要があるでしょう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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