自動走行する車は、人や物、他の車といった周囲の物体を検知する為に、様々なセンサーに頼っています。そういったセンサーの一つが、Appleが新しいiPadやiPhone 12 Proに導入したことで知られる「LiDARセンサー」であり、どうやらAppleはその技術を自動運転車システムにも応用しようとしているようです。
これはPatently Appleによって発見された特許によるもので、Appleは車両のフロントガラスにLiDARデバイスを組み込んで、その先の道路の地図を作成したり、暗すぎる場合に万全の環境に調整したり、前方の人間や動物、または障害物を検知してぶつからないように知らせるといったことに使用したいと考えているようです。
先に述べたように、LiDARは自動運転車を製造・実験している企業に既に採用されており、この技術自体は新しいものではありません。しかし、この技術をフロントガラス内に実装するというAppleの考えは、ある種のユニークなアイデアです。ある種と言ったのは、実際にXeomatiXと呼ばれる企業がAGCというフロントガラスメーカーと共同で同様の製品の開発に取り組んでいるのを、Patently Appleが発見しているからです。
それが単なる特許であることを考えると、Appleの特許が現実世界でどのように機能するかはわかりませんが、AppleがLiDARをiPhoneだけで無く、可能性を秘めた未来の自動運転車にどう応用するのかは見ものです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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