Appleの新しいiPhone 12シリーズでサポートされている新機能の一つが、Appleがワイヤレス充電の規格として採用した「MagSafe」です。Appleの20W電源アダプターと合わせて使用すると、iPhoneを最大15Wの速度でワイヤレス充電することが出来ます。ただし、iPhone 12 miniの場合はそうは行かないようです。

Appleが掲載したサポート資料によると、MagSafeで接続されたiPhone 12 miniは最大12Wでしか充電出来ず、他のiPhone 12シリーズより3Wも速度が低下しています。実際の充電時間においてそれがどれほど遅くなるのかはわかりませんが、iPhone 12 miniのバッテリーはiPhone 12シリーズの他のモデルよりも小さくなっているため、充電速度は遅くても充電時間が変わらないという可能性はあります。

MagSafeはより便利になることを目的としていますが、この技術をめぐっては、15Wの充電速度を得る為にApple製の20W電源アダプターを使う必要がどれだけあるか、という論争が少し起こりました。実験では、より出力の大きい電源アダプターを使用したにも関わらず、15Wの充電速度が得られるのは20Wのモデルだけだということが判明しています。

顧客が新しい電源アダプターに20ドルも支払うのを望まない可能性もあり、それがこの機能を制限するかもしれません。いずれにせよ、今月後半に発売が予定されているiPhone 12 miniを購入するつもりの方は注意が必要です。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら