累計1億台以上の出荷台数を誇るモトローラ「moto g」シリーズから、最新機種が登場! 2020年10月30日、「moto g9 play」および「moto g Pro」の2機種が、新たに国内販売をスタートしました。

今回の記事では、その中から「moto g9 play」をピックアップ。想定販売価格24,800円(税込)と控えめな価格設定ながら、4,800万画素トリプルカメラをはじめ、ハイエンドモデルにも劣らないさまざまな機能を備えています。高性能なスマートフォンに買い替えたいけど、購入費用は抑えたい…。そんな方にぜひオススメしたい、コストパフォーマンス抜群のスマートフォンです。

その魅力を余すところなくお伝えするべく、今回は国内発売に先駆け、実機をお借りしてきました。実際に使用した感想も合わせて、「moto g9 play」の詳細をレビューしたいと思います。

基本スペックをチェック

まずは、基本的なスペックから確認していきましょう。OSにはAndroid 10を搭載。目にやさしく電池を長持ちさせる「ダークテーマ」や、集中したいときにアプリの起動や通知を制限できる「フォーカスモード」など、Androidの便利な機能を利用できます。

動作サクサク
動作サクサク

CPUには、Qualcomm® Snapdragon™ 662 オクタコアプロセッサーを採用。RAMも4GBと、十分な容量を備えています。実際にスマートフォンを操作してみたところ、レスポンスはとてもキビキビとした印象。画面タッチやスワイプにも即座に反応し、スムーズで快適な操作感でした。動画再生やウェブブラウジングはもちろんのこと、3DCGがグリグリ動くようなゲームでも問題なく楽しめましたよ。

nanoSIMカード2枚(編集部用意)をセット

内蔵ストレージは64GBと、こちらも容量は十分です。さらに、microSDカードをスロットに追加すると、最大512GBまで容量を追加できます。普段からスマートフォンで写真や動画をたくさん撮影される方でも、容量不足に悩むことはまずなさそうです。

1台のスマートフォンで2つの携帯電話回線を扱える「デュアルSIM(DSDV)」に対応している点も魅力的。「データ通信は格安データSIM、音声通話は定額制のキャリアSIM」といったように、用途に応じてSIMカードを使い分けられます。現在デュアルSIMを活用中の方はもちろん、これからデュアルSIMの利用を検討されている皆さんにもオススメです。

フォレストグリーン
サファイアブルー
サファイアブルー

カラーバリエーションは、フォレストグリーン/サファイアブルーの2種類をラインナップしています。今回はサファイアブルーの実機をお借りしましたが、見た目はとても爽やかでスタイリッシュな印象。年代や性別を問わずお使いいただけると感じました。

カバー/本体/充電器/USB Type-Cケーブル
カバー/本体/充電器/USB Type-Cケーブル

シリコン製のカバーがはじめから装着されているのも嬉しいポイント。衝撃を和らげてくれるのはもちろんですが、個人的には、本体に指紋を付けずに使える点が好印象でした。充電器とUSB Type-Cケーブルも同梱されているため、別途購入する必要はありません。

充実のカメラ機能

トリプルカメラ搭載
トリプルカメラ搭載

「moto g9 play」に搭載された目玉機能の1つが、「トリプルカメラシステム」です。本体背面には、4,800万画素のメインカメラに加えて、200万画素マクロカメラ/200万画素深度センサーを搭載。カメラを起動して撮影モードを選ぶことで、いつでも鮮明で明るい写真を撮れます。撮影例を交えながら、充実したカメラ機能を紹介していきましょう。

編集部撮影例:暗い夜の景色ですが…
編集部撮影例:暗い夜の景色ですが…
集部撮影例:ナイトビジョンならきれいに撮れます
編集部撮影例:ナイトビジョンならきれいに撮れます

暗い印象になりがちな夜間の撮影には、「ナイトビジョン」をお使いください。こちらのモードでは、光量の少ない場所でも、被写体の詳細まで写し出せます。通常の撮影モードと比べると、その違いは一目瞭然。夜空や建物のディテールまではっきりと目立たせた、きれいな写真を撮影できます。

編集部撮影例:小指大の蕾をマクロモードで接写
編集部撮影例:小指大の蕾をマクロモードで接写

スマートフォンのカメラで接写すると、写真がぼやけてしまうこともありますよね。でも「moto g9 play」のカメラなら、「マクロ」モードを使えば大丈夫。小さな被写体の細かい模様まで正確に捉えた、鮮明な写真を撮影できます。

編集部撮影例:背景をぼかしたポートレート
編集部撮影例:背景をぼかしたポートレート

背景をぼかして人物を撮れる「ポートレート」や、指定した色以外の背景をモノクロ化できる「スポットカラー」など、「moto g9 play」のカメラには、ほかにも便利なモードが盛りだくさんです。美しい風景や旅先の街並みを記録したいときは、「パノラマ」モードを利用すれば、迫力ある写真を簡単に撮影可能。自撮りに役立つ、800万画素インカメラも搭載されています。

大画面&大容量!

画質も良好です
画質も良好です

6.5インチの大画面HD+ディスプレイも「moto g9 play」の特長です。逆三角形のノッチ設計も相まって、写真/動画/ゲームetc. さまざまなコンテンツを、大きな画面に広々と表示できます。縦横比20:9の「ウルトラワイドスクリーン」設計もユニーク。一度にたくさんの情報を表示できるので、ウェブブラウジングがグッと快適になること間違いなしです。

消費電力が多くなりがちな大画面スマートフォンですから、バッテリー持ちの良さは気になるところですよね。ですが、ご安心ください。「moto g9 play」は、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載。一度満タンまで充電しておけば、動画再生なら約16時間、音楽再生であれば約83時間もの長時間駆動が可能です。バッテリー切れを気にすることなく、動画を観たりゲームで遊んだりできますよ。*1

便利な機能がたっぷり

指紋認証はモトローラロゴから
指紋認証はモトローラロゴから

まだまだ便利な機能が目白押しの「moto g9 play」。背面中央にある“モトローラロゴ”には指紋認証機能が搭載されており、スマートフォンのロック解除に使用できます。複数の指を登録して検証してみましたが、認識は非常にスピーディー。触れた瞬間にロックが解除されます。精度はかなり高いと言えるでしょう。顔認証と異なり、マスクを着けたままロック解除できるのも嬉しいポイントです。

モトローラ製スマートフォンの独自機能「Motoアクション」にもご注目ください。こちらでは、「下向きに置くとマナーモードがON」「持ち上げると着信音が停止」など、簡単なジェスチャーだけでスマートフォンの操作が行えます。一度やり方を覚えてしまえば、画面を触ることなく「moto g9 play」に指示を出せるわけです。

ボタン1つで呼び出せる
ボタン1つで呼び出せる

本体右側にある物理キーを押せば、画面ロック状態からでもGoogle アシスタントを呼び出せます。ちょっとした調べものをしたいときや、素早くカメラを起動したいときなどに重宝するでしょう。

「moto g Pro」もご紹介!

スタイラスペンで操作!
スタイラスペンで操作!

同時発売されたもう1台の機種「moto g Pro」も、簡単にご紹介しましょう。「moto g9 play」との大きな違いは、同梱のスタイラスペン(タッチペン)を用いて、さまざまな操作が行えること。こちらのペンでは、手書きのメモを残したり図やイラストを描いたりetc. 指では難しい、細やかな操作が可能です。

ビジネスシーンで活躍
ビジネスシーンで活躍

また「moto g Pro」は、Googleが一定期間のアップデート&セキュリティ対策を保証する「Android One」対応端末でもあります。具体的には、Android 12までのOSアップデート保証/2年間の月次セキュリティパッチ配布/2年間の修理保証(通常は1年間)といったサービスを利用可能です。なお、「moto g Pro」の想定販売価格は35,800円(税込)となっています。

2台の新機種を大まかに比較すると、スタイラスペン操作やセキュリティに長けた「moto g Pro」はビジネスパーソン向けの機種、「moto g9 play」はより幅広い層にオススメしたいエントリーモデルと言えそうです。

Ubergizmo JAPANでは、「moto g Pro」のレビュー記事もあわせて掲載中。本記事と同様に実機を用いて、機能/スペック/使用感などをご紹介しています。気になる方は、こちらのリンクにぜひアクセスしてみてください。

ここまで、「moto g9 play」および「moto g Pro」の機能をご紹介しました。さらに詳しい情報は、下記リンク先のモトローラ公式オンラインストアからご確認いただけます。ぜひアクセスしてみてくださいね。