iOSの仕様上の制限として、Appleのポリシーによって、デフォルトのアクションの多くがAppleアプリに限られることです。例えばWebサイトのリンクを開く場合、デフォルトではSafariを使用することになり、メールもデフォルトのメールアプリを使用します。これは、他のブラウザやメールアプリをPCなどで使用している人にとっては、かなり不便に感じることでしょう。
しかし今年の秋に配信されるであろうiOS 14では、デフォルトのメールとブラウザのアプリを選択できるよう、Appleが選択肢を与えてくれるようです。つまり、メールの送信にGmailを使ったり、Web閲覧にFirefoxを使うのが好きな人にとっては、それらをデフォルトのアプリとして選択できるようになるわけです。
この機能は、WWDC 2020カンファレンス中にAppleによって明確に言及されたわけではありません。ですが、The Vergeが指摘したところによれば、iOS 14のプレビュー版で、ユーザーが「リンクをクリックしたり、新しいメールメッセージを構成したいときに起動するデフォルトのWebブラウザと電子メールアプリを設定することができます」と注意を促されます。
Appleはこの機能について肯定していますが、開発者がこの機能を利用するために自分のアプリを更新する必要があるようです。また、どのようなアプリが自動的にデフォルトのアプリを選択できるようになるかどうかについても、まだわかっていません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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