Appleは自社製チップセット「Apple Silicon」を搭載する最初のMacコンピューターを今年後半にリリースする予定です。その新しいARMベースのチップセットがどの程度の価格になるのかは誰にもわからないのでコストの問題はありますが、アナリストのMing-Chi Kuo氏によれば、その製造に必要な部品は最終的にIntel製プロセッサよりも高価になる可能性がありそうです。

これは驚くべきことではありません。あらゆる新しいものや生産の変更、研究開発コスト、新技術などの要素は、通常その初期に費用が掛かります。しかし、これが顧客にとって何を意味するのかはまだわかりません。これらの追加コストは消費者にも影響があるのでしょうか?

生産、マーケティング、研究のコストは通常、製品の価格に織り込まれているため、これらのコストが最終的に顧客に転嫁される可能性があることは理にかなっています。同時に、これらARMベースの新しいMacには実績が無く、コンピューターの使い方に大きな変化をもたらす可能性があることを考えると、価格を上げることによってその採用が妨げられる可能性もあります。

いずれにせよ、今後の進展に注目する必要があります。Appleは新しいチップセットを搭載する最初のコンピューターの一つとして24インチ iMacを発表すると予想されています。そのため、従来のiMacと比べてどういった価格になるか、それを待つ必要があります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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