YouTubeの広告を動画の最初や途中に見るのが好き、という人はそれほど多くないでしょう。

しかし、とあるバグのおかげで実際には完全に広告をスキップすることができるようになるようです。すべてのユーザーが対象となるこのバグは、見たいビデオのURLの途中に余分なモノを追加するだけで、広告がスキップできる、というもの。ちなみに、YouTubeに限らず、ペイウォール、いわゆる有料課金の機能を持っている一部のWebサイトでもこのバグは動作してしまうようです。

今回のYouTube動画の例で言えば、URLが “youtube.com/video “の場合、”com “の最後にピリオドを挿入して “youtube.com./video “と読めるようにするだけ。このバグは、スキップされてしまう広告からの収益を失うため、数日のうちにこの問題を修正する対策が施されるものとみられます。

u/unicorn4saleによるReddit上の投稿では、「一般的に忘れられている稀なバグのケースです。ウェブサイトの多くはホスト名を正規化することを忘れています。コンテンツはまだ提供されていますが、ブラウザ上でホスト名が一致していないので、クッキーやCORS(オリジン管理ソース共有)が正常に機能しません。大規模なサイトの多くは、余分なドットが含まれていないホワイトリストで広告/メディアを提供するために、別のドメインを使用しています」としています。

これはよくある「見落とし」であり、修正は脆弱性の修正と同じように単純なものである可能性が高いです。そのため、これを試してもうまくいかない場合は、ウェブサイトがすでにパッチを当てている可能性が高いです。ちなみに15日0時時点では、依然として機能しているようですよ。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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