Zoomの爆発的な人気によりZoomの企業自体にも注目が集まるようになった結果、少々懸念される問題が複数存在することがわかりました。そのうちの1つが、macOS版インストーラーのアプローチに関するものです。
どういうことかというと、macOS版アプリのインストーラの挙動が、マルウェアのインストール方法と似ており、インストールプロセスがユーザーの同意を得ずに実行されてしまうのです。ただ、この挙動についてZoomのCEOは、インストールを簡単にするためと説明しています。
しかし、Zoomはその後、macOSインストーラをアップデートしてマルウェアのようなエクスプロイトを削除しました。
これを最初に発見したソフトウェアエンジニアのFelix Seele氏はThe Vergeに対し、「プレインストールツールは完全に削除されたようで、必要に応じてインストーラーをクリックする必要があります。しかし、感心しました。彼らがダイアログを変更することを期待してはいましたが、「ゼロクリック」インストールは彼らにとって重要で、プレインストールされるトリックに固執するだろうと思っていたからです」と述べています。
なお、Zoomは最近、今後90日間で機能アップデートを一時停止し、ソフトウェアのプライバシーとセキュリティを改善すると約束していました。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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