にわかに注目を集めるビデオ会議アプリZoomですが、急に人気を得たからこそセキュリティ的に大丈夫なのかということにも気を配らなければいけません。研究者が精査したところ、ZoomのアプリにはWindowsとMacの両方のコンピュータが侵害される恐れのある脆弱性があることが分かりました。

まずHacker Fantasticの2人の研究者が、Windows版でクレデンシャルを盗める脆弱性を発見しました。その次には元NSAハッカーのPatrick Wardle氏が、Macへマルウェアをインストールできる脆弱性を発見しました。他にも、Macでウェブカメラやマイクを乗っ取れるバグもあったといいます。

Zoomがこれらの問題を認識して修正に取り組んでいるのかは現在不明ですが、Zoomのアプリは現在こういった研究者の精査にかけられている状況です。ちょうど先週にはZoomアプリがFacebookへデータを送信していることも明らかになり、これについては修正パッチがリリースされました。Zoomは、ユーザーデータの販売はしていないとしています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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