新しいAシリーズチップセットがリリースされるたびに、当然ではありますがアップルは性能を向上させています。印象的だったのは、2018年のiPad Proでベンチマークテストした結果で、A12X BionicチップセットはWindowsベースのノートPCよりも強力であることが判明したことです。

しかし、今年での発表が期待されているiPhone 12に内蔵されるA14チップセットは、物事を次のレベルに進めることができるようです。というのも、Geekbenchに掲載された、A14チップセットと思われるベンチマーク結果によると、iPad Proの性能を上回る可能性があり、周波数もAシリーズのチップセットとしては初めて3GHzを超える可能性があるとしています。

このベンチマークによると、A14はシングルコアで1658点、マルチコアで4612点を叩き出しており、iPad ProのA12Xのスコアであるシングルコア1110点、マルチコア4568点を上回っています。注目すべきは、iPadに内蔵される「X」が付くチップセットは、総じてiPhoneよりも強力であることが一般的ということです。

また、ベンチマークが正確であれば、将来のMacBookがARMベースのプロセッサを搭載するという考えもより現実的になります。実際、ARMベースのMacBookが2020年後半か2021年前半に登場するという噂もあり、IntelベースのMacBookと比較してどれほど高速か興味深いところです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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