最近の多くのサービスにつきまとう問題は、それらがユーザーデータを収集している傾向にあるということです。ほとんどの場合、そうしたデータは匿名化、つまりユーザーにつながる情報は削除され、サービス向上の目的のみに使用されるといいます。

しかし、そのデータが間違っていると何が起こるかという良い例が得られたようです。NBC Newsによると、フロリダの住民であるZachary McCoyという人が、無罪であったにもかかわらず犯罪の容疑を掛けられたといいます。その理由は単純で、彼のGoogle位置情報データが犯罪の発生現場に近い場所にあったというだけのことでした。

警察は2019年に起きた強盗事件の手掛かりを掴むために、その地域のデータを探しました。McCoy氏は自身の運転のトラッキングにRunKeeperを使用しており、現場の家の前を1時間に3回通り過ぎていたために、容疑を掛けられてしまったとのことです。

McCoy氏の疑惑はその後晴れましたが、今回の事件は位置情報データを頼りに犯罪者を追跡しようとしたあまりに、罪のない人を誤って疑ってしまった事例だったといえるでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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