アプリは何年もかけて新機能をアップデートしたり、UIを変更したりといった改善をしていくものですが、それらによって必ずしも良くなるとは限りません。初めはシンプルなアプリだったのに、気づくと機能を載せすぎていて、当初の目的からすると使いにくくなっていることがあるからです。そのようになることを防ぐべく、Facebookは今回Messengerアプリの脂肪分をカットしたようです。

ユーザーどうしのコミュニケーションに便利なFacebook Messengerは、全体的なユーザーエクスペリエンスをシンプルにするべく、いくつかの機能を削ることになります。まず、Discoverタブがなくなります。インスタントゲームやトランスポーテーションのような他の機能も、ユーティリティトレイに表示されなくなります。チャットボットは引き続きMessengerの一部ですが、これも非表示になっています。

Facebookは、なぜこのような変更を行っているのかについては正確には言及していません。おそらく、アプリを最適化してよりシンプルに使いやすくするために行っているものと推測されます。結局のところ、アプリに機能が載りすぎると本来の機能が見えにくくなり、ユーザー離れを起こすということなのかもしれません。

FacebookのWhatsAppが良い例で、アプリは新機能を追加しながらも、コアとなる機能を維持し続けています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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