去年のComputexにて、Project Limitlessと呼ばれるすべての5Gに対応するノートPCのプロトタイプをハンズオンしました。これは、Wi-Fi 6に適用としている全世界のノートPCのなかでも前例のないものでした。

今日まで早送りすると、Project LimitlessはLenovo Yoga 5Gとして披露されました。2020年には市場に投入され、常時起動、常時接続のPCの盛り上げ役になることを期待しているようです。

このマシンは、Qualcomm Snapdragon 8Cx 5Gプラットフォームを搭載しており、ベースとなった8Cxプラットフォームよりも若干進化しています。ちなみに、xはeXtremeの略です。

5Gネットワークエリア内であれば、ユーザーはもはやWi-Fiなのかモバイル回線なのか区別がつかなくなるぐらいの高速体験が得られるでしょう。

多くのユーザーは、今でもDSLなどの低速なインターネット接続に課金し続けていますが、データ無制限などの適切なプランを選ぶことで、より望ましい体験が得られるようになります。

Yogaはスクリーンを360度回転させることでタブレットにも変身でき、シチュエーションごとに使い分けることができます。

レノボは、独創的な無線アンテナの分散実装技術により、ノートPCのモード(タブレットモードやテントモード含め)に関わらず、電波感度をキープしています。

実際の通信速度については、使用するエリア内のローカル5Gネットワークに依存しますが、同じ基地局からであれば4Gと比べて20-40%の向上が得られるようです。前にスマートフォンでsub-6 5Gをテストした際は120Mbpsが出ていました。

ミリ波5Gでは、基地局とのダイレクト接続で理想の状況であれば2Gbpsの接続が可能になります。実際には、その間に速度は収まるでしょうが、Ooklaの2017年の報告書によると、多くの人々は依然としてホームインターネットの速度が200Mbps以下なのが実情です。

2.86 Lbs(約1300g)のYoga 5Gは、超高速で接続できるモビリティPCの優れた例です。5Gの可能性と将来の進化が最大限に達すると、データの管理方法とアクセス方法はガラッと変わります。

すでに、Ubergizmoチームの多くがツールとファイルをクラウドに保管し、高速インターネット接続を使用して、データをより効率的かつ回復力のある方法で整理、同期、バックアップしています。

盗難または破壊されたラップトップは、1週間(またはそれ以上)の作業を台無しにする可能性がありましたが、クラウドで保管されるデータにより、少ない損害で済むようになります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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