一般的に、スマートフォンは非常に薄くて小さいため、ハードウェアという点では、より大きな一眼カメラなどの光学系に対抗するのは困難です。そのため、多くのスマートフォンは、画像処理でプロのカメラに近づけるためのソフトウェア開発に目を向けています。

写真にボケ味を追加するポートレートモードはその良い例ですが、もっと多くの改善が必要です。そこで、Bloombergの記事によると、Appleは機械学習アルゴリズムの英Spectral Edgeを買収したと報じています。

Spectralの技術は、赤外線写真と標準的な写真の両方を合成するもので、画像のディテールと色味を増やすことができます。もしこれが本当であれば、iPhoneのカメラ性能をさらに向上させ、Appleがサムスンやファーウェイとの競争で優位に立てるかも知れません。

スマートフォンの技術がピークを迎えていることを考えると、自社のスマートフォンが他社製よりも優位に立つために、こうした細かい改善に行き着きがちです。この改善がiPhoneに導入される時期は今のところ不明ですし、なにより、Appleはまだ買収の事実を認めていないので、話半分に聞いたほうが良いでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら