プライバシーに関する懸念から、世界中の国々が顔認識技術については慎重に見ています。しかし中国だけは、両手を挙げて顔認識技術を受け入れています。今でも法執行機関や学校、レストランに顔認識技術が導入されていますが、今度はまた一歩進めた施策を政府が行うとのことです。
中国で新たにSIMカードやモバイルサービスを契約するユーザーに、顔のスキャンについての同意する必要があるようです。これは電話会社が顔スキャンを行う例として初というわけではありません。この取り組みは昨年から始め、現在までに必須要件となったようです。
これに先立って、中国の電話会社はIDカードやパスポートでのサインアップを要求していました。顔スキャンの要件化には懸念を表明している人もいます。
人によっては、過去のデータ流出では攻撃者は名前しか得られませんでしたが、顔スキャンがプロセスの一部に入ってしまうと名前とともにその人の見た目も分かってしまうと懸念を話しています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文はこちら