大盤振る舞いやんApple。

ということで、最近「スマートフォンが高くなる」「もう安くスマートフォンを買えない」とどこもかしこも煽りまくっていました。総務省がガイドラインで「スマートフォンの値引きは2万円までな」という取り決めを10月からスタートするからそうなったわけですが、一般人からすれば「えー、新しいスマホ欲しくてもいい機種買えないじゃん」と非難轟々なわけです。

ここ数年は、「携帯回線とスマートフォンの端末代金を分離して」という国からのお願いに携帯キャリア3社が応える形で、「今使ってるスマートフォンを俺らに下取りさせてくれたら、新しいスマホ安くしてあげるよ」という下取りプログラムをスタート、従来の端末価格よりは若干高いものの、ユーザーに受け入れられてきました。

まあ、簡単に言えば車を購入する際の「残価設定型クレジット」みたいなもんですね。結局数年使って返してくれるなら、パーツを使い回したり、そのまま中古としてほかの国に持っていったり、素材に戻したりできるわけですから。

しかし、その額を2万円に制限されたら売れない…と悲鳴を上げるところで、救世主が現れました。その名もApple。いや、アメリカでは以前から大々的に下取りプログラムをやっていましたし、日本でもやっていないわけじゃなかったんですが、今回はiPhone発表の場で改めて大々的に告知したんです。

公式サイトには、「優れた下取り価値」とかドヤ顔で書いちゃうし、いやでも実際めっちゃ下取り価格高いしで誰もが得すると言っても過言ではないプログラム。2019年9月11日時点の下取り価格は↓な感じです。

iPhone XS Max
62,060円
iPhone XS
51,480円
iPhone XR
38,200円
iPhone X
41,440円
iPhone 8 Plus
32,840円
iPhone 8
23,350円
iPhone 7 Plus
23,250円
iPhone 7
13,350円
iPhone 6s Plus
11,340円
iPhone 6s
7,220円

まあ、iPhone XS Maxを持っている人がすぐ買い換えるのか、という問題はあるんですけど、6万2060円で買い取ってくれるなら、考えちゃうか。ただ、色々ググってみると、もっと高く買い取ってくれる一般のお店があちらこちらにもあったりすることは、一応お伝えしておきましょう。

それにしても公式サイトのこの書き方はずるい。買いたくなっちゃいますもん、最新のiPhoneが6万8750円からとか言われたら。iPhone 11iPhone 11 Pro/Pro Maxがどんな仕様かしっかり確認してから、下取り購入のご検討をどうぞ。