米中貿易戦争はまだ続いています。事態が沈静化するまでにはまだ時間がかかるでしょうが、不幸にも米大統領ドナルド・トランプ氏が10%の制裁関税を発表したため、アップルは岐路に立たされているようです。
…during the talks the U.S. will start, on September 1st, putting a small additional Tariff of 10% on the remaining 300 Billion Dollars of goods and products coming from China into our Country. This does not include the 250 Billion Dollars already Tariffed at 25%…
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 1, 2019
この関税は、中国から米国に入ってくる製品のコストが10%上昇することを意味しており、企業はおそらくそれを負担することを望まないため、追加コストとして顧客に上乗せさせられる可能性があります。アップルは以前、こうした関税の対象製品は全般におよぶと警告していました。
アップルは、米国の貿易担当者Robert Lighthizer氏に対して、「提案されている関税リストには、iPhone、iPad、Mac、AirPod、AppleTVなどアップルの主要製品すべてと、米国内で製品の修理に使われる部品やバッテリー、デバイス向けに製造するモニタやキーボードなどのアクセサリも含まれる」と警告したといいます。
皮肉なことに、アップルがSSDの価格を下げた新型MacBookシリーズを複数投入したのは、そう遠くない昔のことです。制裁関税分のコストをアップルが吸収しないと仮定すれば、価格が上昇する可能性があります。関税は来月から実施される予定で、消費者にどの程度影響するかはまだわかりません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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