デジタルデバイスどうしを接続するワイヤレスは大変便利ですが、ネックになるのは距離。例えばBluetoothヘッドフォンで音楽を聴いていても、再生元の機器から遠く離れると接続が切れてしまいます。

これは最近流行りのIoT(Internet of Things)もWi-Fiでネットワークと接続することから、同じことがいえます。

しかし、ソニーはこうした問題を解決するべく、96km先まで届くIoTチップを開発したといいます。

これまでIoTデバイスはWi-Fiネットワーク下の限られた範囲で接続するか、あるいはセルラーネットワークに接続することで可搬性を確保していましたが、ソニーが開発したIoTチップを用いれば、遠距離でのIoTデバイスどうしでのコミュニケーションがより早くできるようになると見込まれます。同社は、スキーや山登り、船どうしの位置把握などでこのチップを利用できるだろうとしています。

本技術はまずは日本で展開するようです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら