米国政府がエンティティリストにHuaweiを追加したことで、実質的に同社と米国企業との取引が不可能になったため、Huaweiは非常に困難な立場に置かれたと言っても過言ではありません。これは、Huaweiが使用している技術の多くが、GoogleやIntel、Microsoftなどの米国企業によるものであるためです。

実際、ファーウェイがグーグルのようなものとの取引を禁じられていることは、スマートフォン製造業者としての同社の将来に疑問を投げかけています。あまりにも多くのことが、会社の状況を好転させるまでに至らず、その結果として同社の最新の主力製品であるHuawei P30 Proの価格が急落しました。

フォーブスのレポートによると、英国のスマートフォンの下取りWebサイトの価格を確認すると、Huawei P30 Proは130ドルにも満たないとのこと。販売価格と比較して、その価値の約90%を失ったことを意味します。これは、Samsung Galaxy S10 +のような下取り値で約650ドルの価値がある他のスマートフォンと対照的です。

昨年の主力製品であるP20 Proを見てみても、Samsung Galaxy S9+が依然として約300ドルであるのに対し、約63ドルまで落ち込んでいます。Huaweiが今回の事態を好転させられるかどうかはまだわかりませんが、それまでの間はこの価格のまま。売って別の製品に機種変するのではなく、しばらくは利用して乗り換えない方が良さそうです。

1ヶ月前まで「2020年には世界一のスマホメーカー」とまで呼ばれていたファーウェイですが、わずか1ヶ月でAndroidを載せられなくなり、独自OSを使わざるを得なくなる始末。出口がなかなか見えてきません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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