Google アシスタントは、もっとも優秀な音声アシスタントの一つですが、Googleはさらに大きな改良を目指すことを明らかにしました。80カ国以上、30以上の言語で、10億以上のデバイスですでに利用されているアシスタント機能ですが、次世代のアシスタントを新たに構築しようという試みです。
Googleは、リカレントニューラルネットワークの最近の進歩を利用して、まったく新しい音声認識および言語理解モデルを開発しています。これにより、クラウド内の100GBのモデルが半分以下に抑えられるとのこと。これは、新たなアシスタントのモデルが、デバイス上だけで実行できるようになったことを意味します。つまり、これまではネットワークに接続してクラウドから結果を習得していたものが、使用している携帯電話上で、ほぼゼロの待ち時間でデバイス自体の音声を処理できるようになるわけです。
デバイス上の音声認識を使用すれば、アシスタントはユーザーからの要求に応じて要求を処理して理解し、最大10倍の速さで回答を配信できます。これにより、たとえば、今までよりも速くEメールを読み上げてくれたり、音声コマンドだけでアプリ間を移動できる”ハンズフリー操作”が可能になるのです。
GoogleはGoogle I/O 2019で、次世代のAssistantが今年後半に発売予定の新しいPixelスマートフォンで利用可能になると公表しました。他のAndroid搭載スマートフォンに届くまでにしばらく時間がかかるかもしれませんが、いやはやこのスピードはやばいです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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