アメリカでも、日本でも、さまざまな企業がエイプリルフールのいたずらに参加する流れが近年続いています。この、”無害”とも思える楽しみは誰も傷つけないはずでしたが、「何をやるのか?」という強制的とも言えるユーモアが空回りしたり、時には炎上したりと、なかなか難しい時期に差し掛かっています。そこでWindowsでお馴染みのMicrosoftは今年、自社の「コーポレートいたずら」を禁止することで、エイプリルフールの流れを止めようとしています。
The Vergeが確認した同社内のメモには、エイプリルフールに参加しないことを全従業員に警告する、Microsoftのマーケティング責任者 Chris Capossela氏の言葉が書いてありました。このメモでは、「データによれば、ポジティブな影響は限られており、実際には望ましくないニュースに発展する可能性がある」と付け加えています。
Capossela氏はまた、マイクロソフトの全チームに対して、他社のエイプリルフールにも参加しないよう求めました。「さまざまな人々がこれらの活動に時間とリソースを費やしたかもしれないことを認めます。しかし私は、私達がこの日に”おかしくなる”ことを試みることによって、得るより多くを失うものがあると思います」としました。
Googleはエイプリルフールを楽しむ試みを牽引してきた存在ですが、一方で一度Gmail上で問題を起こしたことがあります。そういう意味ではMicrosoftの内部通達はあながち間違いではないかもしれません。ちなみに、Googleが今年もエイプリルフールネタを仕込んでいるかは現時点でわかりません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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