Foxconnは地球上で最大の受託製造業者の1つであり、長期間、AppleのiPhoneを製造してきました。そんなFoxconnですが、製造の一部を中国からインドにシフトしようとしているかもしれません。新しいレポートによると、Foxconnは、中国での製造依存を減らし、iPhone製造を南アジアに移行しようとしているようです。
多くのアナリストは、米国と中国間の貿易摩擦で関税が課された場合、iPhoneがより高価になることへの懸念を表明していました。関税による値上げを防ぐための1つの方法は、iPhoneの製造を中国外に移すことでした。
ウォールストリートジャーナルによると、Appleは中国への依存を減らそうとしており、FoxconnはインドでiPhoneの製造を検討しているようです。先月のレポートによると、Foxconnは現地の製造工場に2億1400万ドルを投資する予定としています。
それに加え、上級企業幹部、おそらく会長のTerry Gou氏も「来月にインドを訪問する際に、計画について話し合いたい」と付け加えています。Foxconnはインドでのハイエンドモデルの生産を考えています。なお、別のアップル製造パートナーであるWistronは、現在国内でローエンドのiPhone SEとiPhone 6sを製造しています。
FoxconnがiPhoneのハイエンドモデルの製造を他国に移転するという決定は、別の目的にも役立つかもしれません。インドは輸入携帯電話に多額の税金を課しており、これがiPhoneの価格を引き上げています。現地生産は、アップルがプレミアムセグメントの価格でより効果的な競争を手助けするでしょう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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