人間のドライバーが配送を行うことの問題は、一人が全ての作業をこなさなくてはいけないことです。例えば、平均的な(アメリカの)配送ドライバーは、トラックで配送ルートを運転し、全ての配送先で止まっては受取人を呼ぶという作業をします。これを一人でやるのは効率的とはいえませんが、現状としては基本的に一人で行っています。

コンチネンタル・オートモーティブは、この問題に対し解決案を持っているといいます。同社はこのほど、コンチネンタル・アーバン・モビリティ・エクスペリエンス(CUbE)というコンセプトを発表しました。

これは、自動運転車にロボット犬を積み、配送先に到着次第、荷物を載せたロボット犬たちを下ろし、各家庭まで荷物を運ばせるというコンセプトです。

これにより、1人のドライバーがオフィスビルを担当するのに比べて、複数のロボット犬による同時配送でエリアカバレッジや所要時間を削減するという効果が見込めます。また、このシステムで1日に可能な配送量も増えるでしょう。

もっとも、このようなアイデアはコンチネンタルが初めてではなく、2年前にはAmazonがドローン配送で同じようなコンセプトを発表していました。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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