キャンディ・クラッシュに代表されるスマホゲームは、アプリ内課金によって非常に高い収益性を誇っています。しかしサブスクリプション(月額課金)が収益モデルとして台頭してきており、Business InsiderがSensor Towerのデータをまとめた記事によれば、iOSアプリの収益データトップ10の多くはサブスクリプションベース/オプションでのサブスクリプション契約を提供しているようです。

2018年の収益データでは、1位のNetflixが、iOSのApp Store経由での収益だけで7億9020万ドル、およそ888億円を稼いでいます。iOS上の売上高と表記しており、恐らくAppleの手数料を差し引く前の金額かと思いますが、そうではない可能性もあります。いずれにせよ、その他アプリでは、日本でもおなじみのHuluやYouTube、そしてPandoraといった動画サービスが多くを占めています。また、マッチングアプリTinderも名前を連ねており、これらはいずれもサブスクリプションモデルを採用しています。

また、上位のアプリベンダーには中国のYoukuやQQ、Tencentなども上がっており、中国勢の強さが伺いしれます。こうした結果から、Apple自身がアプリベンダーに対してサブスクリプションモデルの採用を促している現状は、何も不思議な事ではありません。1度しか購入してくれないユーザーよりも、継続して製品を改善し続け、それに対して対価を支払ってくれるユーザーが居ることは開発者にとっても望ましいことと言えるのではないでしょうか。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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