ファーウェイは、Honorブランドのスマートフォン「View 10」の後継モデル「Honor View 20」を発表しました。このスマホは、自撮りカメラ用の「穴」が開いた全画面ディスプレイを採用し、4800万画素のメインカメラを搭載しています。
4800万画素のイメージセンサーにはソニーの「IMX586」を採用しており、8000×6000ピクセルの解像度でシャープネスに優れた写真を撮影できます。普段であれば、画素数を気にすることはあまりないのですが、2019年はこの流れが変わるかもしれません。
また、4つの画素を1つの画素として見立てることで高感度性能を高めるピクセルビニングモードのおかげで、暗いシーンでも明るく撮影できるとしています(画素数は1200万画素相当に下がります)。ピクセルビニングモードは、0.8ミクロンの画素を4つ集約させることで、論理ピクセルサイズを1.6ミクロンにするものです。
このIMX586センサーは、4800万画素のフル解像度を30fpsでキャプチャできるほか、クロップなしに720p/480fpsのスローモーション撮影、4K/90fpsのキャプチャが可能です。
サムスンとシャオミは、おそらくサムスンの4800万画素と3600万画素のIsocellセンサーを搭載した、高画素カメラを計画していることが判明しています。これはソニーのものと似ています。
インカメラはディスプレイの左端上にあり、4.6mmの「穴」として画面に埋め込まれています。この技術は今のトレンドであり、ノッチディスプレイの代替手段として注目されています。一部のユーザーは、ノッチや穴の是非について議論していますが、マーケットはすべてのユーザーに選択肢を提供するでしょう。
他のスマートフォンの“パンチホール”インカメラと比べたところ、View 20よりも面積が2倍大きな直径6mmの穴だったと指摘しています。サムスンは、サンフランシスコで開催したSDCカンファレンスで、左上にパンチホールのインカメラを内蔵する「Galaxy A8s」を発表しています。
穴のサイズがカメラの開口サイズ、ひいては画質にどれほど影響するか気になるところです。香港でプロトタイプを試したとき、感触はとても良いものでした。しかし、非常に明るい設定になっていました。また、顔認証用の3Dセンサーについては、スペースの不足のために現時点では省かれています。
View 20では、カメラのAI機能によりフォーカスし、ディープラーニングなどを使った画像認識やシーンモードなど目立つ機能を引き続きプッシュするようです。2018年には、マルチレベルの画像セグメンテーションなどの高度なAI技術を実装し、この分野で最も高い技術を複数所持しています。
高いAI性能を保証するために、Honor View 20にはハイエンドのHuawei Mate 20 Proに搭載されているHiSilicon製Kirin 980プロセッサが搭載されています。これは、プレミアムレンジやミッドレンジのセグメントで最大の価値を得るため、Honorではチップ性能を積極的に引き上げるようです。
Honor View 20は、Honor Viewシリーズの重要な進化であり、前モデルから大きくステップアップしています。それがAndroidスマートフォン市場にどのようにマッチし、効果的なカメラ性能がどのようなものか興味深いでしょう。12月26日には中国市場に、1月22日にはグローバルでスマートフォンを発表するとのことで、もうしばらく待った方がよさそうでしょう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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