KDDIは11月1日から4日まで、お台場の日本科学未来館を中心に開催される「MUTEK.JP 2018」を一般社団法人MUTEK Japanと共同で開催する。その中でも注目されるのは自由視点VRと音のVRをデジタルアートに応用した「Block Universe #001」を披露する。
MUTEKは2000年ににカナダ・モントリオールでスタートしたデジタルアートやデジタルクリエイティビティの開発と普及を目的とした国際的な芸術フェスティバル。日本国内で開催されるのは、今回で3回目。ジェフ・ミルズやコーネリアス、初音ミクの海外版など世界各国から70組以上のアーティストが参加する過去最大規模の祭典となる。
「Block Universe #001」はスマートグラスを通じて立体的な姿で特殊メイクで再現されたモナ・リザを見ることができる。その現場を記者もさっそく体験してきた。
スマートグラスとヘッドフォンを装着し、イスが置かれた場所を見るとそこにはモナ・リザが……。さらにスロープに沿って歩きながら近づくとヘッドフォンから流れる音楽も“近づいてくる”ようだ。
モナリザ役の女性は体験ブースの脇に置かれた8台のカメラで撮影され、リアルタイムで3D化される。ほぼタイムラグのない状態で、スマートグラスを通じて自由視点VRで実現されていく。「5G時代になれば、遠く離れたライブなどが自由視点VRを使うことでリアルタイムで見ることもできるかもしれませんね」と関係者は話す。
「Block Universe #001」は抽選ではあるが、一般来場者も体験ができる。モナリザに扮した友人をリアルタイムで3D化され、スマートグラスを通じてVRで体験……ということも。来る5Gの時代を見据えた最先端技術をぜひ、実体験して欲しい。
MUTEK .JP 2018
日程: 2018年11月1日から11月4日の4日間
会場: 日本科学未来館、渋谷WWW / WWWX、代官山UNIT(東京都)
主催: 一般社団法人 MUTEK Japan / KDDI株式会社
特別協力: 日本科学未来館
MUTEK Japanの詳細は以下参照ください。
http://mutek.jp/