Intelは、「世界で最も密で、完全に静かなSSD」である、32TBの「ruler」(定規型)SSDを発表しました。
SSDはこれまでずっとありましたが、この新たなSSDがベースとするフォームファクターはユニークで、定規のような12インチのサイズにバカげているほど巨大な容量を詰め込むことに、Intelは成功しました。
これはIntelが今まで作ってきたSSDの中でも最高密度です。極めて薄い各レイヤーにメモリーセルを載せる、同社の3D NANDテクノロジーを用いて作られています。
Intelはルーラーフォームファクターを昨年発表しました。このフォームファクターは、熱効率を最適化しつつ、可能な限り多くのストレージを搭載することを目的としています。
利用用途はサーバです。データセンターは、正常に稼働させるためには高価な冷却システムを必要とするHDDを早急に置き換えつつあり、Intelはこの市場に切り込む考えです。
このSSDは、32個をデータセンターに並べることができ、1つのサーバスロットに1ペタバイトのストレージを保持できます。Intelは、これまでのSSDと比べると半分のエアフローで冷却できるといいます。HDDと比べれば、電力は10分の1、スペースは20分の1で済みます。
編集部が日本向けに翻訳編集したものです
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